2色凹凸別色塗装
サイディングには意匠性(デザイン性)を高めたものがありますが、塗替え時にその意匠性を損なうことなくメンテナンスできる塗装に「クリアー塗装」というものがあります。
透明な塗料を塗り仕上げるものなので、既存の外壁に大小多数の傷や汚れがあるとクリアー塗装を行うことができません。
そのような場合には「2色凹凸別色塗装」という塗装方法があります。
この工法は、通常の着色系塗装と同様に、下塗り⇒隙間・欠損補修⇒中塗り⇒上塗り という流れまでは同じなのですが、そこからサイディングの凹凸を利用して凸部のみを別の色で塗装することで2色の意匠性を高めた塗装ができます。
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↑1.下塗りシーラー塗装 | ↑2.あいじゃくり隙間・欠損下地補修 |
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↑3.中塗り塗装 | ↑4.上塗り塗装(凹部の仕上げになります) |
↑このように上塗りまでは通常塗装と同じ流れになります。
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とても毛足の短いローラーを使い平面の凸部のみを塗装するのですが、シーリング部には凹部がないため刷毛や筆を用いる細かい作業になり、この作業に多くの時間が掛かってしまいます。
しかし完成後は、単色塗りつぶしとは比較にならない高い意匠性を持たせることができます。
施工ブログ:タイル調仕上げは筆入れに時間が掛かります(中段以下から)
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サイディングの標準色にない塗替え塗装だからこそ演出できる色彩、楽しくなってしまいますね!(^^