解説<12> ガルバリウム鋼板の屋根塗装とは?

 

 

ノーメンテナンスで30年の耐久性!等の謳い文句を聞くことがあるガルバリウム鋼板ですが、
カラートタンと同じスチール基材の上にアルミニウム含有のメッキ処理を行った金属板で、
そのメッキ処理の効果で高い耐久性を獲得したのと同時に、アルミニウムという金属と一般塗装の相性が良くないという既存の事実も獲得し、無処理のまま塗装するとかなりの確率で塗膜剥離します。

↑ガルバリウム鋼板に無処理で塗装した塗膜が剥がれたもの

 

↑密着できずに塗膜が浮いてきます ↑洗浄圧で剥がれた塗膜。ほとんど密着していません

 

このようにガルバリウム鋼板の屋根に無処理で通常塗装を行うと、数年以内に確実に塗膜が剥がれます。ガルバリウム鋼板はとても耐久性が高いので30年くらいは塗装を必要としませんが、それでも環境によってはサビが発生することもあるので、そのような場合には塗装が必要になります。

 

↑初めに下地処理研磨を行います ↑研磨処理後、強力な密着専用プライマーを塗装します

 

 施工ブログ:ガルバリウム屋根塗装手順(中段以下から)

 施工ブログ:ガルバリウム屋根無処理で塗装したため剥離

 

アルミニウムが含まれる金属表面になっているので、ガルバリウムの塗装はどれだけ密着性を上げることができるかが問題になります。

施工手順として基本になる下地研磨処理、これにより金属表面の粉化物を削り落とし、塗装の足掛かりになる傷をつけます。

その後に密着性のみに特化したプライマーを塗装することで、剥がれることのない塗装を行えます。

 

 

ガルバリウム鋼板であっても、きちんとした手順をとると何年経過しても剥がれることのない確実な塗装をすることができます。

グリーンペイントでは、ガルバリウム屋根塗装の実績も多数ありますので、ご安心ください。

 

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