グリーンペイントの屋根塗装は特別です

　北海道の気候はとても厳しく、特に冬期間は雪の重みで建物が倒壊する恐れもあるために、安全に暮らせる家作りは大きな課題となります。

　屋根積雪の１㎥（タテ１ｍ×ヨコ１ｍ×高さ１ｍ）当たりの重さは平均３００ｋｇにもなるそうです。札幌の平均的な家で屋根面積は約１００㎡ですので、水分を多く含んだ積雪が１ｍある場合、１００㎡×３００ｋｇ＝３０，０００ｋｇ。。。３０トンにもなります！１．５ｍの積雪で４５トン！屋根の上に戦車が１台載っているような状態になるそうで、当然その荷重に耐えうる構造となってはいても、長年積雪荷重がかかり続けることは建物構造体への負担や建具のゆがみなどに現れることもあります。

　このため北海道の屋根材には、
１　屋根材自体が軽いこと
　　・・・カワラのように重いと「屋根材+積雪」でとてつもない
　　　　　重さになってしまう
２　凍結に強いこと
　　・・・カワラや新生材（カラーベスト）などは凍結に弱く割れ
　　　　　る恐れがある
３滑雪性が高いこと
　　・・・勾配屋根において滑雪性が悪いと屋根上に溜まった雪が
　　　　　一度に落ちてくるので、とても危険である
などの条件が求められます。

　このような条件をすべて備えているのがトタン屋根で、このため北海道に建てられる住宅のほとんどがトタン屋根になっています。

雪国にはうってつけのトタン屋根 ではありますが、瓦などメンテナンスフリーの建材とは違い、放置しておくとサビが発生し更には金属腐食が進み、穴が開いて雨漏りのリスクも発生するので、塗替えなどのメンテナンスが必要な屋根材でもあります。




メンテナンスをしていなかった為にサビが広範囲に広がり、更にその浸食が深くなり穴が開いてしまったトタン屋根では、塗装工事での補修が困難になることもあります。その場合は屋根トタンの張替工事となってしまい張替工事が必要となった屋根は、それまでの漏水による下地材の劣化も疑われますので、下地の防水シートも貼り替えたほうがよい場合が多く、金額もかなり高額となってしまいます。


屋根トタン張替工事と屋根トタン塗替え工事では５～７倍程の工事金額差があり、屋根貼り替え１回分の予算で屋根塗替えを５～６回施工できてしまいます。屋根塗装のメンテナンス周期が平均７～８年程（塗料メーカー参照）なので、屋根張り替え予算１回分で塗替え工事に換算して最大５０年分屋根を保護できるとも考えられます。（現在の木造住宅の平均対応年数は５０年前後と言われています）このように、屋根塗替え工事は建物生涯ランニングコストが非常に良い工事と言えます。

　トタン屋根をメンテナンスする上で最も有効と思われる屋根塗装ですが、実際に工事ををする場合ウレタン塗装、シリコン塗装等、上塗り塗料の樹脂成分に目がいってしまいます。ウレタンよりもシリコン、シリコンよりもフッ素と、樹脂性能による耐久性が経年劣化に影響することは間違いありません。

昨今ではシリコン樹脂塗料が主流となり、ウレタンは一昔前の樹脂のイメージ。フッ素は塗料単価がシリコンの３倍近くなのに耐久性が１．４倍程度とコストパフォーマンスの悪さが目立ちます。結論として現在はシリコン塗料が価格性能のバランスが最もよく、最もオススメできる塗料となっております。

グリーンペイント屋根塗装の解説

文字をクリックすると詳しい解説が表示されます


＜１＞バランスの良いシリコン塗料。では【見積り記載のシリコン塗装】という表記は内容がすべて同じであるか？

＜２＞塗料メーカーによっては同じ屋根用シリコン塗料でも性能に違いがあるか？

＜３＞シリコン塗料を使用するという以外に注意することろは？

＜４＞重要としている塗装工法に問題があると、どのようなことが起こるか？

＜５＞塗装膜剥離はなぜ起こるか？

＜６＞サビの発生はなぜ起こるか？

＜７＞その他に必要な作業は？

＜８＞屋根のハゼ締めとはどのようなものか？

＜９＞トタン端末シーリング防水とはどのようなものか？

＜１０＞塗料の希釈率とはどのような意味か？

＜１１＞トタン屋根の洗浄は行ったり行っていなかったり、塗装店各社で違う？

＜１２＞ではトタン屋根に対して高圧水洗浄はどのような用途で使用されるものなのか？

＜１３＞三角屋根に多い横張りトタン屋根は同じように塗れるか？


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