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札幌の屋根塗装・外壁塗り替え塗装

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会社方針屋根塗装

グリーンペイント屋根塗装の解説



<5>塗装膜剥離はなぜ起きるか?


屋根塗装後に塗装膜がバラバラと剥がれるのにはいくつかの原因があり、1つは下地処理不足による密着不良です。

屋根塗装に発生した不審なひび割れ
↑きれいに見える塗膜に浮いているように見えます

ひび割れを削ってみると、、、
↑浮いている個所を剥がしてみると。。。

中には砂が詰まっていました
↑浮き塗膜の下には乾燥した泥が詰まっていました。前回の下地処理に問題があったようです


屋根は離れて見ると良くわかりませんが近づいて見ると実はとても汚れています。
屋根に発生している黒いすじ状の跡??





←ハゼ付近に黒い跡がびっしり付着しています

鳥の糞や黄砂、古くなった既存粉化塗膜(チョーキング塗膜)あたりは想像しやすいですが、大気中の酸化物質や酸性雨などにより変質した塗装膜がトタン素地から浮き上がり表面が裂け、その中に泥や珪藻類を含んでしまいトタン素地を腐食させていることなどは、あまり知られていないと思います。そのような硬い変質塗膜やこびりついているような付着物を、目の粗い金属たわしや高圧水洗浄等で除去するのは難しいでしょう。拡大してみると、変質した塗装膜でした





←マクロで撮影すると変質した塗膜のようだとわかります


高圧水洗浄は屋根の塗装とセットになっているのをよく見かけますが、車の洗車ですら洗浄水の圧力だけでは表層の泥や埃しか落ちず、結局スポンジ等で擦らないとこびりついている汚れは落ちません。まして車よりも環境の厳しい屋根ではさらに付着物が強力にこびりついているとお考えください。
グリーンペイントでは粉化塗膜、変質塗膜を労力のかかる研磨紙研ぎでそぎ落とし、密着性の良い下地を作ります。

屋根塗装前の下地処理作業を、各作業ごとに労力比率で表すと、
必要時間 労力比
高圧水洗浄 1.5時間程度
金属たわしやワイヤーブラシによる簡易下地処理 1.5時間程度
研磨紙による手作業の研磨 5時間程度 3.3

このように研磨紙による手作業研磨は、高圧水洗浄や簡易下地処理と比較して3倍以上の労力がかかる作業なのですが、その効果とは


隅々まで研磨するのですべてのサビを除去し、また再発を防げます。既存の浮き塗膜を除去するうえに細かいキズを無数につけることができるので塗料の密着性が大幅に向上し塗装後の剥がれを防ぎます。

←破風トタンに発生したサビ

←塗膜が浮き上がっています

←塗膜下で金属腐食が進んでいます

←研磨紙ずり下地処理

←サビが除去され細かい傷が塗料の足掛かりになり密着性が上がります




2つめは塗料の希釈率を上げすぎたことにより起こる塗膜剥離です
塗料の希釈には上塗り塗料に適合するシンナー(希釈剤)を使用するのですが、目分量で希釈を正確に行うことは困難です。

←ここまで剥がれる場合は塗料希釈しすぎが疑われます

←全体的に剥離が発生している場合も希釈率が高いことが疑われます

仮に毎回同じ容器で同じ分量を希釈するのであればできるかもしれませんが、作業内容により容器が変わり、作業時間に合わせて違う分量を使うような場合、熟練工から経験の浅い作業員が一様に目分量(勘に頼る)方法で正確に希釈を行うのは非常に難しいことです。
グリーンペイントではデジタル式の秤を使用し、熟練工が経験年数の浅い作業員に希釈混合率をしっかりと指導しています。作業マニュアルの教育と徹底には

長い時間と労力がかかりますが、その手間を惜しまず掛け続けることで全社員が同じ規格の元に希釈率を守り、高品質の塗装を行うことができます。また、希釈率を上げてしまったり、まばらだったりすると塗膜剥離の大きな原因となります。

←塗料を希釈しすぎた影響で塗膜剥離が起きた事例



希釈は各社施工店の方針により行われており希釈が高いと塗料がよく伸び塗りやすく、多くの面積を塗装できますが、耐久性が著しく低下します。シンナーで薄めてしまった分だけ耐久性能は低下し、また塗料の密着性も下がり、塗装がはがれるリスクが高くなります。
反対に希釈率が低いと塗料が伸びづらく塗りにくくなるので、多くの面積を塗装できませんが、耐久性が高く剥離しにくいのです。塗料メーカー指定の最低希釈率に設定して塗装を行うことが重要です。







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