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札幌の屋根塗装・外壁塗り替え塗装
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グリーンペイント屋根塗装の解説
<10>塗料の希釈率とはどのような意味か?
ほぼすべての屋根塗料は希釈をしてから使用するのですが、なぜ希釈が必要なのでしょう?理由はいくつかあります。トタン屋根は金属のため水性塗料とは相性が悪く、溶剤系(シンナー等)の塗料を使用します。希釈をしていない塗料は粘度が高く塗装時に巻き込んだ気泡が抜ける前に表面が乾いてしまうため気泡がそのまま残ってしまうこと、塗料には流動性があり高いところから低いところへ流れる「レベリング」の働きがあるので、粘度が高いとレベリングする前に表面が乾き、刷毛やローラー跡がくっきりと残ってしまう、などの影響がでることが挙げられます。
このような理由から希釈する必要があるのですが、希釈作業には「どれだけ希釈しても良いか?」その分量が重要となります。
希釈率を上げると塗料はなめらかな動きをするようになり、滑るように塗ることができます。刷毛すじやローラー跡もきれいにレベリングしてまるでピアノのエナメル塗装のようなフラットでツルツルな塗装面が出来上がります。見た目はきれいに仕上がるのですが、ほんの数年で艶が引いて塗装膜剥離のリスクが上がる副作用ともいえる状態になってしまいます。
では、どのような希釈が望ましいのでしょう。
気泡が抜けるまで表面が乾かず、かつ、ある程度のレベリングも期待でき、ゴテゴテの刷毛すじが出ない程度の希釈。それは塗料メーカーが発行している塗料カタログに記載されている最低希釈率を指しています。屋根塗料の場合は大抵、最低希釈率が5%です。この数字を守るためには、
・気温やトタン表面温度、塗料温度によって希釈率を変えないこと
・目分量では正確な希釈ができないため、秤を使って計量をすること
この2つが重要となります。
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